工事が完了していないのに内覧会!?
内覧会といえば、完成物件のお披露目会。「さあ完成しました、もういつでも住めます!あとはお客さんの目で最終確認して下さい!」という趣旨のもののはずです。
ところが、何らかの原因で工期が延びてしまったとき、その分内覧日も当初予定日より後ろにずらすのは仕方のないところなのですが、なんと、そのまま内覧予定日の変更をせずに、まだ内装工事なども完了していない段階で、ムリヤリ内覧会をやってしまう業者もあります。
…まだこれからどう仕上がるか分からない状態の物件を見て、いったいなんの最終確認をしろというのでしょう?
「引渡しまでにはちゃんとしておきますから」なんて言ってくるところもありますが、それを鵜呑みにして内覧完了の記名押印・そして住宅ローン実行などの残金支払いを了承…これはやってはいけません。
工事が完了していない段階で内覧完了の手続きをしてしまうということは、「工事途中だけどそれでもいいよって、私が了承したんだよ」というのと同じなのです。
ですから、その後にできた部分で不具合が発生しても、責任を問うことはきわめて困難なのです。業者にとっては「お金さえ手に入っちゃえばこっちのもん」状態なのですよ。まして、工事途中の物件を見せて「最終確認」だと、のうのうと言ってくるような業者の「ちゃんとしておきます」って言葉を、あなたは信じられますか?
ですから、こんな場合は堂々と、物件が完成してからの再内覧を要求しましょう。完成した物件できちんとチェック・指摘をして、その指摘箇所の件が解決するまでは、残金の支払いも凍結すると申し出ましょう。そしてそれをかならず「文書化して」了承してもらいます。
なお、ここまでの事態になったら、やはりプロの手を借りることをおすすめします。そもそも工事完了させていない業者が悪いのに、それでもゴネてくるところってありますからね。
工事が未完成の物件を平気で内覧させるような良心の欠けた業者には、こちらも素人知恵をしぼるだけではなく、それなりの本格的な武装をすべきです。