「完売」=人気物件?
ちょっと大規模なマンションになってくると、広告でよく見かけるのが、「第一期即日完売御礼!」などという表現。即日で完売などと見ると、いかにも人気物件だというイメージをもちそうですが、本当にそうなのでしょうか?
正直に言って、マンションの「総販売戸数を一気にすべて」売り出して、それでも即日完売なら、本当に人気物件だと思います。でもそうなったらもう売るものはないですし、わざわざ完売告知のためだけに広告を出すこともありませんよね。
つまり、広告に出ている完売御礼の文字は、「このマンションの一部を売り出したら、それについては即日で全部売れましたよ」というだけです。
本当に人気物件という自信があるなら、小分けはしません。マンションの棟そのものが分かれていないかぎり、わざわざ時期を分けなくても販売できるはず。それをわざわざ小分けする理由は、本来は一気には完売できないだろうと思われるマンションを、さも売れ筋マンションのように「見せる」ためです。売れている物件というイメージをアピールして、購買意欲を刺激するのです。
さらに、小分けにすることによって、不人気と思われる間取りも散らして販売できるので、業者にとってのリスク軽減にもなります。一気に売ると、不人気な間取りだけが偏って売れ残ったりしますからね。
「第二期もその日に売り切れちゃうかもしれない、急がなきゃ!」とか、「ああ〜、第3期の残りはこの一戸だけ、ちょっと第一希望の間取りではないけど、そんなこと言ってたら他の人にとられちゃうし…ええい、もうここでいいか!」なんて人は、いいように操られていますよ、ご注意を。