ご近所付き合いがキライだからマンション?
マンションを選ぶ理由として、タイトルのようなことを言う人がいます。一戸建てのようにゴミ当番だの、なんだかんだと井戸端会議で詮索されたりだのはまっぴらだ、というわけですね。
確かにマンションは、管理費を支払っているだけあって、日々の生活の点でいえば、ご近所づきあいがほとんどなくても、不便を感じることはあまりないかもしれません。
しかしそれでも、「ご近所づきあいは嫌」とまで思ってしまう人は、マンションの「購入」は避けた方がいい、というのが私の考え方です。
さらにご近所づきあいが嫌とまで感じてしまう人は、人づきあいの最低限の基本である「あいさつ」すらしない人が多いです。やってもやらなくても変わりないんだから、そんなことをする必要はない、と感じている人には、それは大きな誤りだと断言したいです。
まず、マンション内でのトラブルといえば真っ先に思いつくのが「音」の問題だと思いますが、実は「あいさつがない」といったような、人づきあいの部分で不満を抱えている人も非常に多いのをご存知でしょうか?
さすがに音と違って、あいさつについては面と向かってクレームを入れる人が少ないので、一見あまり目立ちませんが、潜在的な不満の数でいえば相当のものになっているはずです。
音のクレームに関してもそうです。あいさつをきちんとして、良好なコミュニケーションが取れている人のたてる音にはある程度寛大にもなれますが、あいさつもしないで何を考えているのか分からない人のたてる音は、たとえ同じ大きさでも耳障り、ストレス、という状態に。
そして何より、マンションというのは集合住宅ですから、その管理・運営には住人のまとまりが欠かせません。だって個々で出した管理費や修繕積立金をひとつの口座に入れているわけですから、「おサイフの一部がつながってる」も同然の状態なのです。一戸一戸独立した家庭であっても、同じマンションの住民である限り、マンションをよりよいものにしていくための仲間でもあるのです。
過剰にベタベタとした人づきあいをするとか、そういうことではありません。しかし、人づきあいを避けるためにマンションに逃げこむというのは、本質からずれているといわざるを得ないでしょう。