建物下部分が店舗のマンション
マンションの1階・2階など、建物の一部がスーパーやコンビニなどの店舗となっているマンション(通称・ゲタ履きマンション)、見たことありませんか?このような店舗併用のマンションは、一見便利に使えそうですが、注意しなければいけないポイントがあります。
まず、経営状態などの理由で、店舗自体が入れ替わる可能性があるということ。このとき、入れ替わりで入ってきた店舗の業種によっては、上階は悲惨なことになります。たとえば飲食店などでは、におい・煙の問題。深夜まで営業している店だったり、果てはカラオケまでやっていたりされると、迷惑度はさらにアップです。
管理規約等で、店舗の業種などがきちんと制限されていないと、リスクは非常に高くなります。たとえ好ましくない業種であっても、一度入ってしまった店舗を追い出すのは困難です。かならず管理規約を確認しましょう。
また、コンビニや24時間営業のスーパーは便利ですが、深夜も人が出入り・たむろするということでもあります。特に、近隣のコンビニなどが治安的に好ましくない状態であれば、マンションにあるコンビニもいずれそうなることは容易に想像できますので、避けたほうがいいでしょう。
そしてさらに見落としがちなのが管理面。マンションにおける区分所有の権利の考え方は、その専有面積によります。つまり、大きな面積を有している店舗は、議決権などにおいてもかなりの割合を握るわけです。居住空間としてマンションに住む住民と、営業場所としてマンションを利用する店舗の利害を一致させるのは困難といえるでしょう。
他にも、住戸を事務所として使用できるマンションも考えものです。確かに、夜は無人なので夜間の騒音トラブルは軽減できるかもしれませんが、昼間は不特定多数の人がマンション内に出入りできるというのは、リスクが高いといわざるを得ません。こちらも管理規約をチェックして、住戸が事務所使用される可能性はないかどうかを確認しておきましょう。
上記の点で不安が解消されないと少しでも感じたら、避けた方が賢明でしょう。店舗なんて、わざわざ同じ建物になくても、近くにあればそれでじゅうぶん事足りるのですから。