間取りの選択肢が多い
ある程度規模の大きなマンションともなると、たとえば、1LDK〜4LDKなど、さまざまな間取りを用意している物件もよく見かけます。もちろん広さも違いますから、価格も安いところと高いところでは何倍もの差があったりします。しかし、こういうマンションには注意しなければいけない点もあるのです。
それは、間取りと価格に幅があるということは、当然そこに住む住人の家族構成や経済力にも大きな幅が出る、ということです。
それぞれの価値観も大きく違ってきますので、マンションに求めるものも違います。また、1LDKなどのコンパクトな間取りは、賃貸として賃料収入をあてこむ、といったような投資の対象にされるケースもよくあります。
つまり「自分が住む家」という意識をもたない人の割合が多くなる危険性もあるのです。こういった「マンションにたいする意識の違い」というのは、みんなの意見をまとめつつ運営・管理をしていかなければならないマンションにとっては大きな問題となりえます。
これにたいして、たとえば間取りが4LDKのみ、価格帯も幅がほとんどない、というような物件なら、ある程度住人の傾向は似かよってきます。小さな子供がいる3〜4人家族、または近い将来子供がほしいと思っている夫婦、というのが圧倒的多数を占めるのではないでしょうか。
そうなれば比較的意見もまとまりやすいでしょう。しかしその反面、状況がみんな似かよっているだけに、多くの住人がほぼ同時に老齢化していく、という可能性は高くなると思います。
間取りの幅が大きくても小さくても、それぞれリスクはありますが、私個人の意見としては、やはり前者の方が、リスクが高いと考えます。
マンション選びは、自分の住む専有部分だけを見ればいい、というものではありませんから、このあたりもしっかり検討しておきましょう。